ヨガクラスの先生に、近くに語学学校があると聞いたるんるんは、早速その学校に行ってみることにしました。バイロンベイ・イングリッシュ・ランゲージ・スクールに入っていくと、そこには日本人スタッフの恭子さんがいました。恭子さんは、るんるんがヨガのフリーレッスンでもらったエコバックを見て、
「こんにちは。あら、あなたヨガ・レッスンの帰りなの?」と聞きました。
「そうなんです。先生にこの学校のことを聞きました。この学校にしんたろという生徒はいますか?」
「しんたろう・・・うちの学校にはいないけど、今朝の新聞でその名前を見たわ。」
「え!ス、スミマセンその新聞を見せてもらえますか?」
恭子さんは、オフィスから地元の新聞を持ってきてくれました。
「日本人の名前が載っていたから覚えていたのよ。ほら、ここを見て『日本人男性、第一回バイロンベイ・ミートパイ早食い大会で優勝!』って書いてあるでしょ。」
「し、しんたろ!!!みーとぱい?」
新聞には、はにかんだ微笑を浮かべた慎太郎の写真が載っていました。恭子さんがるんるんに読んでくれたその記事によると、慎太郎はミートパイの早食い大会に飛び入りで参加。並み居る大柄のオージー達を差し置いて栄光の座を獲得したのでした。ちなみに、慎太郎のコメントは。『お腹がすいていたので参加しました。まさか優勝するなんで、自分が一番びっくりしています。』とのこと。
「恭子さん、この大会はいつ行われたんですか?」
「ええと、この記事によると、先週末のことね。」
「じゃあまだしんたろはこの辺にいるかも。」
るんるんは、恭子さんにこれまでのいきさつを話しました。
「そうだったの、でも慎太郎くん、元気そうね。きっとすぐに会えるわよ。」
恭子さんの言うように、新聞に載った写真の慎太郎は、ますます日に焼け、とても元気そうでした。それを見て、るんるんもなんだか元気が出てきました。
「ところで恭子さん、みーとぱいって何ですか?」
るんるんがそう尋ねると、恭子さんは笑ってこう言いました。
「ミートパイは、オーストラリアで人気の食べ物でとっても美味しいのよ。よかったら、これから一緒に食べに行きましょうか?」
るんるんは笑顔でうなずきました。
「うん!ありがとう恭子さん!!」
―――どうなる!るんるん!!次回へ続く―― - |