るんるん劇場 - 第3話 山小屋   << 第2話  第4話 >>

今回のストーリー 〜第3話 山小屋

山小屋には以前は誰かが住んでいたようで、机や椅子などがそろっていました。しかし長い間使われていなかったらしく、家具にはうっすら埃が積もっていました。部屋の奥には小さな足踏みミシンもありました。慎太郎は水筒のお水をるんるんに飲ませてくれました。

「アンパンならまだたくさんあるから、お腹が空いたら食べなよ。」慎太郎がそう言ってくれたので、るんるんはもう一つアンパンをもらいました。二人でアンパンを食べていると、るんるんはパパとママの事が心配になって、また涙が出てきました。そんなるんるんを慰めるかのように、慎太郎は自分のことを話し始めました。

「僕は日本の北海道出身なんだ。家では牛を飼っていて、毎日乳搾りの手伝いをしていたんだよ。オーストラリアは少し北海道に似ているなぁ。」

「ほっかい、、、、ろ?それは遠いトコロなの?しんたろうはいつ、ほっかいろに帰るの?」

「ここからだととっても遠いよ。僕も今お父さんやお母さんから遠いところにいるんだ。君と一緒だね。」そう言って、慎太郎はるんるんの頭をなでてくれました。

「でも今はオーストラリアが大好きで、ここでやりたいことがあるから、しばらく旅を続けたいんだ。」

「旅かぁ。るんるんのパパもね、昔はボクサだったから、いろいろな場所を旅したって言ってたよ。いつかるんるんも、ほっかいろに行ける?」

「元ボクサーか、すごいパパだね。それじゃあ、いつかパパとママと一緒に北海道に遊びにおいで。」

るんるんはまだ見ぬほっかいろに思いを馳せました。ほっかいろ。ほっかいろ。きっと、ほっかいろには甘くて美味しいアンパンがたくさんあるに違いありません。るんるんは、なんだか少し元気になりました。元気になったるんるんを見て、慎太郎が言いました。

「今日はもう寝ようか。明日は早いからね。」慎太郎はリュックサックから寝袋を取り出して、るんるんに貸してくれました。そして自分は固い床の上に横になると、すぐに寝息を立て始めました。るんるんも寝袋にもぐりこみました。明日パパとママに会えるかな、、、、、 zzzz。

―――どうなる!るんるん!!次回へ続く―― -

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