シクシク。ヒック。シクシク。シクシク。ヒック。るんるんは涙がとまりません。パパ、、ママ、、どこに行っちゃったの?
その時です。
「どうしたの?」って声がして、るんるんが振り向くと、そこには白い Tシャツを着た優しそうな人間の男の子が立っていました。彼はよく日に焼けてたくましく、大きなをリュックサックを自転車にくくりつけていました。びっくりして声が出ないるんるんに、彼は言いました。
「足を怪我しているんだね、大丈夫かい?」そう言って彼は、リュックサックの中から小さな救急箱を取り出しました。るんるんは返事をしようとしましたが、涙が止まらずシクシク泣き続けていました。彼はテキパキとるんるんの足を消毒し、包帯を巻いてくれました。るんるんが泣きながらも一生懸命事情を話すと、「かわいそうに、、、これを食べて元気を出しな」と言って、リュックサックからアンパンを取り出してるんるんにくれたのです。初めて食べたアンパンはとても美味しくって、ほっぺたが落ちるかと思いました。るんるんはとっても感激しました。ふわふわのパン生地に、しっとりあんこがびっしり詰まって、今までに味わったことのない美味しさでした。
「お、、おいしい、、、、、!ヒック。」
「僕の名前は慎太郎。日本人で、今オーストラリアを自転車でラウンドしてるんだ。将来は獣医になりたくて動物の多いオーストラリアに来たんだよ。さっき川の方に逃げていくカンガルーたちを見たけど、君のお父さんとお母さんもその中にいたかもしれないね。その足じゃ歩けないし、君も疲れただろうから、今日はひとまずそこの山小屋で休もう。明日僕が自転車でその川まで連れていってあげるよ。」
―――どうなる!るんるん!!次回へ続く―― - |